車屋さんの保険情報ブログ
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10円パンチ(いたずら傷)や落書きと車両保険。保険使える?使うと損?

 10円玉のようなコインで、ボディ塗装をえぐるように かつ線状に傷つけるイタズラ。 誰が名づけたかまでは知らないが、いわゆる通称 ”10円パンチ”

 これってやられたら本当にキツイ。

 なお車業界にいる私にとっては、これまで数えきれないほどのこういったイタズラ傷を見て来ておりますが、実際の犯行の大半は ”鍵” や 先端のとがった ”ドライバー” 等で行われている事が多いんですけどもね ^^; でもなぜか、しかも20年以上も前からどれも10円パンチって呼ばれてます。

 ちなみにこういったイタズラ傷って 車両保険を使って直すことは出来るの?

 またもし使えたとしても、損しない?

損害の実態と契約による

 まず保険が使えるか否かといった点につきましては、基本的にはその損害実態と契約内容によって異なるでしょう。

 自動車やバイクが接触し、それが起因として付いた傷。。 この場合は、その相手が分からない場合には一般条件の車両補償契約でなければ補償されません。(相手が分かる場合にはエコノミータイプでもOK)

 なお、これら補償が適用される場合には、当該事故は通常の ”3等級ダウン事故” として取り扱われます。

 その他、明らかに人の手による偶然遭ってしまった被害につきましては、(純然たるイタズラ) 相手が分からずともエコノミータイプの契約で十分補償が受けられるでしょう。(厳密に言えば、限定A特約 が付帯されている保険であればそれで補償が受けられるでしょう)

 なお、これら補償が適用される場合には、当該事故は特約適用の ”1等級ダウン事故” として取り扱われるでしょう。

使っても損はない?

 ここら辺りにつきましては、

 その実際の修理代と、保険を使った以後どのくらい保険料の負担が増えるかによりますので、一概に言う事は出来ませんが、

 先ずちょこっとしたドア一枚程度・フェンダー一枚程度の傷であれば、大半、使わない方が良いかもしれません。

 ちなみにドア一枚の板金塗装費用はどのくらい? 傷の大小と補修の範囲、それから工場やボディカラーにもよりますが、おおむね3-5万円といった位が相場とお考えください。

もっと細かく計算するには?

 傷の度合や保険契約も千差万別。 もうちょっと細かく線引きするには?

 ↑ こちらをご参考に、

 自動車・バイクなど接触による傷であれば ”3等級ダウン事故” として、

 偶然な人の手によるイタズラ傷でえあれば ”1等級ダウン事故” として、(要所1等級ダウンに置き換えられ) ご参考されてみて下さい。

判別例

 ちなみに参考までに、その傷に保険を使うべきか否かの判断例も何点か。

 【例1】 現在等級20等級の方で、(最上等級) 保険料74,000円の方--- 保険を使う事による損金(負担増)は42,000円くらい(1等級ダウン事故と仮定) ⇒ ゆえ鈑金塗装・修理費が42,000円以上であれば保険を使っても損をしない計算に。
 【例2】 現在等級17等級の方で、保険料90,000円の方--- 保険を使う事による損金(負担増)は7万円くらい(1等級ダウン事故と仮定) ⇒ ゆえ鈑金塗装・修理費が7万円以上であれば保険を使っても損をしない計算に。
 【例3】 現在等級12等級の方で、保険料106,000円の方--- 保険を使う事による損金(負担増)は108,000円くらい(1等級ダウン事故と仮定) ⇒ ゆえ鈑金塗装・修理費が108,000円以上であれば保険を使っても損をしない計算に。

 なお、いずれ計算も最高等級は20等級までと仮定し、かつ とある損保と契約例を参考にした仮定的な数値です。 もちろん損保や契約内容、個人環境によってはこれら数値は変動し、また場合によっては大きな差が出る可能性も御座いますので、それら辺りはお含み置きと予めご留意等のほどは願います。(各個人環境に合った計算は、別途上記計算方法を参考に、各自個別にご算出など願います

朗報!

 ところでこれら実際に計算などされてみて、、 そこそこの方に思い当たる節があるでしょう。

 よくある10円パンチ程度のイタズラ傷程度だとそこまで修理費が高くないので、

 微妙に保険が使い難い という事実を。

 保険を使う事による損金(負担増)が思っている以上に多く、ボディ全体ぐるりヤラレるような傷ならまだしも、フェンダーやドア一枚程度の修理くらいなら やはり保険はちょっと使えないかな、、 と。

 でもその保険、現状よりも使いやすくする方法があるとしたらどうします?

 例えば、、

 【例1】 現在等級20等級の方で、(最上等級) 保険料74,000円だった方--- 保険を使う事による損金(負担増)を42,000円くらいから21,000円くらいにまで抑え ⇒ 鈑金塗装費が21,000円以上であれば保険を使っても損をしないように。
 【例2】 現在等級17等級の方で、保険料90,000円の方--- 保険を使う事による損金(負担増)を70,000円くらいから35,000円くらいにまで抑え ⇒ 板金塗装費が35,000円以上であれば保険を使っても損をしないように。

 こんな感じに。

 その理屈がこちら ↓

 要点だけ言っておくなら、

 現状(今)より保険料水準を下げることが出来れば ⇒ 保険を使う事による損金も下げる事が出来 ⇒ その分、保険を使っても損をしない修理代レベルも下がり ⇒ 現状よりも保険が使いやすくなる。

 まあこんな感じかな。

 但し、これらはいずれも可能性と理屈論です。 現実も思う通りとは限りません。 また誤差・差異など異なる部分もあるかもしれません。(そもそも各例の数値はあくまで仮定的な値です) それから保険会社や補償内容など、個人環境によって大きく左右される部分・変動する箇所等もあるでしょう。 これら辺りは予めお含み置き等の上にての各ご参考を願います。

最終更新日 2017年10月17日

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