車屋さんの保険情報サイト
TOP PAGE > 用語大辞典 >

料率(保険料率)

 その契約車両の保険料を決めるための、基準となる指数(数値)。 いわゆるランク・クラス分け。 「料率クラス」とも言う。

何が反映されての数値?

 大部分が事故率や保険金の額(事故による保険金請求額の傾向)など、保険会社にとってリスクと考えられる要素が反映しているが、

 安全装備や環境装備など 保険料の割引に繋がろう要素も考慮されていることも。

ランクは1から〜9。数値が大きいほど保険料が割高に

 ちなみにその料率値は1〜9までの9段階で設定されており、

 この数値が大きければ大きいほど = 保険会社にとってリスク大 = 保険料が高くなる という感じになる。

 ※ 平均は ”4” で、これを基準に、、 数値が小さければ割安、大きければ割高になっているとお考え頂いても問題はないでしょう。(下は1以下、上は7以上、、 という数値は、よほどリスクが低いか高いかでない限り用いられる事はなく、ゆえ一般的には4が平均値となるでしょう)

料率項目は4区分

 なお、その数値はさらに4つの項目に分けられており、

 リスクと保険料とをより精査的に算出できるようになっているのもポイント。

 その項目は ”人身” ”対物” ”傷害” ”車両” の4つ。

 これもまた参考までに。

 これらそれぞれの項目で個別に1〜9の数値が割り振られる。 例えば 人身(4)-対物(4)-傷害(5)-車両(6) こんな感じに。

 ※ なお、これらの内 ”車両” 項目につきましては、そのまんま車両保険に影響する料率であり、もちろん車両保険の保険料にしか反映しません。

料率管理

 ところでその料率と保険料との関係はご理解頂けたかと思いますが、

 実際その料率は、どのようにして契約へ直接反映させているの? どうやって管理されているの?? 車種名毎? スポーツカーやミニバンなど車両タイプ毎?

 ⇒ 車両型式毎に管理・設定・統計されており、契約車両との車両型式一致でそれら料率が反映されるようなシステムになっております。

 つまり細かい料率は車両型式毎に決められているとお考えください。

 ちなみにこれを ”型式別料率クラス制度” と言います。

注意点

 こういった料率は一般的に ”損害保険料率算出機構” という機関のものが用いられますが、

 ただ昨今は保険自由化の時代であるため、、

 それをどの程度どのように保険料へ反映させているか、またどこまで流用するか、(保険会社にて、機構データを元に独自要素を加えたり加工する場合も) ---

 それからそもそもその機構のデータを実際に使うかどうかまでは 各保険会社次第とも言え、

 ゆえ保険会社が異なる場合、必ずしもその料率から来る傾向が全く同じとは言えませんので、(料率からして同一とも限りませんし)

 一応念のためお含み置き等を。

 つまりこの辺りの相違点が、各社保険料水準の差異になることも、、 と。

(C) 自動車保険・任意保険の徹底比較