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等級制度。 スタート等級について

 前回では基本中の基本、、 階級別の割増引き率とその階級変動について触れてみましたが、

 ところで新たにその保険会社で契約することとなった場合、その等級は何等級からスタートするの? 何処の位置から始まるの? (新規、変更乗り換え等)

 どの保険会社(自動車保険)においても、ほぼ純新規契約におけるスタート等級は「6等級」からが基本。

 純新規契約 = 前契約の等級引継ぎ(継続)がない、純粋な真新しい新規契約の事。
 なお、既存の契約があるなどで ”二台目特約” を適用出来る場合には この限りではありません。(この場合は7等級からスタート)

 ちなみに、純新規契約における「6等級」に限っては、(二台目特約適用時の7等級も含む) 契約時の運転者年齢条件によって割増引率が異なる場合もあるので、念のため注意しておきましょう。

 例 ---
 ・全年齢担保(年齢条件の付帯なし) ・・・ 25%割増
 ・21歳以上補償(21歳未満不担保) ・・・ 10%割増
 ・26歳以上補償(26歳未満不担保) ・・・ 5%割引

 ※ 上記の割増率は、契約した年度のみで適用される割増率であり、次年度以降の継続契約においては、こういった年齢条件別に割増引率は変わりません。

 上記例は 「東京海上日動」における、2012年10月1日現在における等級割増引例(6等級の場合)を参考にしたものです。 二台目特約適用時にはまた異なります。 また他社と共通するとは限りません。 
 こういった新規契約の場合、その等級にはさらにアルファベットが付記されますが、(6S、7S等) また加入時の運転者年齢条件によってもこれらアルファベットが細かく設定されることが多いですが、なおこの付記されるアルファベットについて細かい部分はこちら用語集にてご参照くださいませ。

 等級は、保険の他社変更時(保険会社を変えての継続契約等)にも引き継がれます。

 但し、自動車共済 ⇔ 自動車保険 間ではこれら継承が行われない場合があり、

 また自動車保険同士でも、他社からの等級引継ぎが出来ない保険会社も一部御座いますので、

 その辺りは予めご留意願います。

 制度の複雑化により、場合によっては引継ぎによる契約上の制約が入る可能性も御座います。 その辺りも一応予め。 (同じ等級は引き継げないとか ⇒ ちなみにこの場合、規約上、又は相当と思われる等級で引き継がれるでしょう)
   
 なお、ここで解説する等級の取扱いはあくまで一般例・一例です。 保険会社によって異なる部分もあるでしょう。(契約内容によっても) また細かい部分で異なったり異例的な部分があることも。 予めご注意願います。

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