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等級制度 /階級、割引率、そして更新毎の上下

 自動車保険には、前年1保険期間の事故(保険事故)状況によって、(長期契約は1年毎) 次年(次回更新時)の保険料の割増引率を決定する等級制度というものがあります。(なおこの等級の事を 「ノンフリート等級」と言います)

 で、この制度は知識の中でも基本中の基本であり、、、 また各保険会社においてもほぼ共通する割引制度でもありますので、(但し、共通はその制度のみであって、細かい階級や割増引き率の数値などまでは統一されておりません)

 出来ればよくよく覚えておきましょうね〜 ^o^)ノ

 保険会社によって多少異なりますが、

 基本的には1〜20等級の20段階で、(保険会社によっては18等級まで、また22等級までの場合も) 等級の数値が小さいほど割引率が少なくなり〜 3等級以下になると逆に割増となることが多いでしょう。

等級 1 2 3 4 5 6F 7F 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
割増引率  無事故 64 28 12 2 13 19 28 40 41 43 46 47 48 49 50 52 55 57 59 63
事故有 20 21 22 23 25 27 29 31 33 36 38 40 42 44

 ※ 2013年10月時点での東京海上日動での等級割増引例です。(なおこれら割増引率はかなり頻繁に更新されますので、以降将来では変更される場合も御座います)

 ※ 赤枠 は割増率(%)、その他は割引率を表します。
 ※ 6等級及び7等級は継続等級です。(⇒ いわゆる6F等級と7F等級) 新規契約の場合とは異なります。(⇒ 新規契約時の割増引き率はこちら

 ※ ”無事故・事故有” というのは、事故有係数によって区分されるものです。 一般的にこの係数がゼロなら上段の ”無事故”(⇒ 無事故割増引き率)、 1以上の場合には下段の ”事故有”(⇒ 事故有割増引き率) の各欄の割増引き率が適用される事となります。(⇒ ちなみにこの辺り詳しくはこちらにて

 上記例は「東京海上日動」における等級割増引例であり、他の保険会社と共通するものではありません。 また事故有係数につきましては全保険における統一制度では御座いませんので、(2013年10月現在。以降はいずれ統一される予定となっているようですが) この辺りは保険会社によって大きく異なる場合もあるかもしれません。

 ※ 等級のスタート位置は契約者様の環境に左右されます。 その辺りにつきましてはこちら ⇒ スタート等級について にて。

 等級は、前年度の1保険期間中(通常だと1年間)の契約者の保険金請求状況により、(保険金請求 = いわゆる事故等を起こして保険を使うこと)

 次期継続の更新契約時に 毎年更新されるのが基本です。

 なお、3年などの長期契約の場合も1年毎に等級は更新されるが、ただ1保険期間中(3年間)は変動しないため、実際の上下は3年後の更新時に累積されて行われます。(1年契約と同等に地下進行され、3年後の継続時に相当となる等級が適用される事となります) 但し、細かい累計ルールは一年契約のモノとは異なる部分も御座いますので、長期契約につきましては別途各自各社にてご確認など願います。

 @ 前年一年間無事故。(保険金の請求なし) ⇒ 次年度の等級が1等級アップ。

 A 前年事故有。(保険金の請求あり) ⇒ 次年度、1事故につき 3等級ダウン。

 B 前年保険金の請求があるが、ノーカウント事故扱いのもの ⇒ 次年度の等級が1等級アップ。(請求は等級カウントされないので無事故と同等に扱われます)

 C 前年保険金の請求があるが、1等級ダウン事故扱いのもの ⇒ 次年度、1事故につき 1等級ダウン。

 ちなみに、これらはあくまで等級のカウントのみです。 別途同時に事故有係数のカウントも行われますので、その辺りは予めご留意等願います。

   
 なお、ここで解説する等級の取扱いはあくまで一般例・一例です。 保険会社によって異なる部分もあるでしょう。(契約内容によっても) また細かい部分で異なったり異例的な部分があることも。 予めご注意願います。

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