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リスク細分化

 リスクとは・・・ 契約者が事故を起こし、保険会社が保険金を支払う可能性や額の事を言います。(契約者が損害を受け、保険金を請求する可能性や額。 簡単に言えば保険会社の支払いリスク

 細分化とは・・・ 可能性を細かく区分けし、可能性の高いものと低いものに、条件や環境を小分けする事を言います。

 つまりリスク細分化とは・・・ 契約者が損害を受ける可能性や事故を起こす可能性を、条件や環境別に、高いものと低いものに細かく区分けする・・・ という事ですね ^^

メリット・デメリット

 リスク細分化のメリット ///
 損害を受ける可能性や、事故を起こす可能性が低いと判断される契約者ほど保険会社にとってのリスクが低くなりますので、それだけ、またそうであればあるほど保険料も安く抑えられる ・・・と。(割引きを効かせられる等)

 デメリット ///
 リスクの高い契約者には、保険料の負担がより大きくなる可能性が。。

補償範囲を限定する

 補償範囲を狭くすれば よりリスクも低くなるでしょう、

 代表例は---

 ”運転者年齢条件
 ⇒ 運転者の年齢範囲を限定する事によりリスクを細分化。 自動車事故の確率は若年層ほど高いという統計から、、 補償範囲に若年層を含むほど保険料は高くなるでしょう。

 ”家族限定” ”本人・夫婦限定
 ⇒ 運転する者を 「家族」や 「夫婦」等に絞り、補償範囲を限定。

 ちなみにこの区分は、おおよそ契約者が任意で選択出来るものが多いと言えるでしょう。

契約者の条件で区分する

 契約者自身の周辺環境や車両状況などから、リスクを想定して調整するものもあります。

 代表的なものには・・・

 ”ゴールド免許割引
 ⇒ ゴールド免許保持者は無事故・無違反の優良ドライバーの証。 ・・・という事で、免許によってリスクの低さが想定出来るため、優良ドライバーである 「ゴールド免許保持者」は他のブルー免許保持者などよりも優遇設定されるのが一般的と言えるでしょう。

 その他、年間走行距離なんてのもこの類でしょう。(車にあまり乗らない人 = リスクが低い)

 ちなみに・・・ 都道府県別や性別によっても細分化している保険会社も。(”記名被保険者年齢別料率” というのもこの一派ですね)

 なおこの区分では、契約者が任意で選べないものが多いかもしれません。(加入者の条件がそのまま保険料に反映されますので)

被保険車両で区分する

 契約車両の環境や条件によっても。

 代表格は ”車両型式別料率制度”。
 ⇒ 車両の型式別に事故率や損害額が統計されており、それら型式合致と統計上でリスクを区分。(リスクが高いと判断される型式のクルマほど保険料を割高に設定するなど)

 型式とは? 車両固有の登録識別情報のひとつで、(英数字) 厳密には車両型式。 基本的には車種毎、細かい場合にはグレードや2WD・4WD等の仕様別で細かく設定されている。(⇒ この辺り詳しくはこちらにて

 その他、、

 ”安全装置割引
 ⇒ ABSや横滑り防止機能は事故率の低減に、エアバックや安全ボディなどは損害額の軽減につながることから、そういったクルマほどリスクが低いと取り扱われる。

 ”盗難防止装置割引
 ⇒ 盗難防止装置が付いていると車両の盗難リスクが低下するため、リスクが低い = 保険料を割り引き。 みたいな。(但しこの場合は、一般的に車両保険のみで取り扱われる)

 ・・・とまあ、だいたいこんな感じですかね ^^


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