保険料はエンジンの排気量別のランク分けではない
最近、自動車保険の保険料の事でちょっと勘違いされている方も多いので、
ちょっとばかしフォローを。
それは、、
保険料が「排気量別のランク分けになっている」という、以前の保険料制度を未だ現在に当てはめている方。
その以前の制度
確かに以前の制度ならば、、、
~1,500cc(A)、 1,500cc~2,500cc(B)、 2,500cc~(C)
という感じで、
車のエンジン排気量別に3区分され、排気量の大きな自動車ほど保険料が高い・・・ という制度が採用されていました。(但し 車両保険は除いて)
しかし! この制度は、、、 もうすでに一昔前の制度。(2018年現在ではもうすでに二昔前の・・)
現在の知識にこれを当てはめている方は「直ぐに忘れて下さい」。
現在
今現在の保険料制度は、、、
「車種別料率制度」
といった、
統計による事故率や損害率を数値化し、自動車を個別に(車種別・グレード別等に)リスク細分化したものが保険料制度の基本となっております。
参考: ⇒ 料率制度とは?
つまり、
排気量がどんなに大きくても、事故率や損害率の低い車種・グレードなどは保険料が安くて、排気量は小さくても、事故率や損害率の高い車種・グレードなどは~ それ相応に高い。 と、まあ実に理にかなった制度になっている。(保険料へ排気量は考慮せず、あくまで事故率などのリスクを主として考慮する制度) というわけ。
ちなみに、これら実際の算出方法(保険料への反映方法・反映度など)につきましては、各保険会社毎でそれぞれ異なった方法・方式を用いており、またそれらは一切表向きには公表される事のない部分ですので、、、 ひょっとすると~ ほんの僅かながら ”排気量” という要素がこれら保険料へ反映されている可能性は御座いますが、
ただもしそうであっても~ 以前の ”排気量別制度” を採っていた頃のように、明らか、かつ表向きな主要要素としては反映・考慮されている事はないでしょう。
という事は!?
今の時代、場合によっては~
3,000ccクラスの大型セダンよりも、1,000ccクラスのコンパクトカーの方が高くなる・・・ という事も、
また全く同じ3,000ccクラスの大型セダンでも、そもそも車種やグレードが異なれば~ それでも保険料が異なる事もあるのです。
以上、参考になる箇所御座いましたら幸いです。
/// これで明日から貴方も保険の達人!? ///
/// 今やクルマの第三の保険とも。これで示談がこじれず助かる人も続出中! ///