ほけんの裏口

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2台目の保険料節約提案とか、また車屋さんの意外な裏話

2018/09/16
 

どうせクルマを買うなら~ そのお店にて車に関する事全てをお任せしておきたいと、自動車保険も自動車販売店で・・・ と、そう考えている人も多いことでしょう。

しかし、自動車販売店で契約する時には、少し気を付けておきたい事があります。 それは・・・

その担当者が ”上級知識” と ”提案力” を兼ね備え 持っているか持っていないか。 といった点。

え? 代理店なのに提案や知識うんぬん? 上級知識? と、不思議に思われる方も多いかもしれませんが、

自動車販売店の多くでは、やはり関連するだけに~ 何処かしらの損保会社の保険代理店になっている事は多く、また販売店も営業マンも保険の契約を取れば ”マージン” を貰える・・・ という事もあり、購入時にはけっこうメリット(車屋さんで保険に入っておけば何かと便利とか)を前面に出して強く薦めて来る事も多いのですが、

※ 2018年現在におきましては、私のようなこういった専門家のブログなどによりユーザー優位な情報が多く浸透しており、昨今では以下でも細かい部分々で随分と改善してきているようですが、ただ概要的に今も昔も変わらない点はまだまだございますので、それら踏まえ以下ご参考などしていただければ幸いに存じます。

知識不足の営業マン

先ずは ”知識” —

知識は 完全にその営業マン任せなのが現実。

確かに、”保険募集人” といった資格こそは存在しておりますが、もちろん私も持っておりますが・・・ そういった資格あれど 内容は必要最低限であり、ほぼ誰でも徹夜でちょっと勉強すれば合格できるようなレベルでしかありませんし、(一応それ以上の高等な資格も多くありますが、そんな資格を持っている車屋さんの営業マンなんて、これまで20年ほどの私の自動車業界経験あってもひとりも出会ったことないな。。。)

そもそもその資格は、あくまで ”保険の取扱い許可” のような感じで、各保険会社の自動車保険の知識なんてこれぽっちも含まれておりません。

つまり・・・ それ以上の知識は、実際にはお店の各営業マン任せであって、

まあ保険を取り扱うなら・・・ と、最低限! そのお店自身にての各営業マンの為の勉強会みたいな事を実施しているお店もありますが、

実際、保険は毎年コロコロ変わりますので、そういった改定内容とか新商品の勉強会など。。。 ちなみに~ そのお店によっては、保険会社から配布された商品パンフレットだけ営業マンに配り、後の勉強は営業マン任せ・・・ なんてところも。

そこから先、本気で知識を身に着けるかどうかは営業マン次第・・・ と。

なお、そこから先、実際どのくらい営業マンは本気で勉強するのか・・・ と、そういった部分まで触れてみますと、

まあ全くしない人はしません。(こういった人、意外と多いかな・・・ 入社したのは車屋であって保険屋さんでもないですし。。)

また多少は勉強すれど、あまり身に付いていない人も多く・・・ それでもなお 「もっている情報が古い人」、「特定の特約があった事すら知らない人」、「そもそも知識自体が間違っている」なんてのもかなり多く見受けられます。

提案力に欠ける営業マン

そして ”提案力” —

勉強した知識等を、営業活動に対し いかに活かしていくかの ”提案力” ですが、

提案力 = よりよく自動車保険という商品を薦めるかだけでなく、よりお客様に合った保険の形を提案する ”力” や ”能力”。

まあこれらもその営業マンの勉強度に比例するかのように、明らかに勉強不足の方だと 「基本プランが全て・・・と思っている人」、「お客様の環境によってプランを考えれない」、「そもそも提案すらしない」とか、

またある程度勉強はしていても、決定的な ”提案力” がなく~ 「そもそも知識が間違っている」、「あまり提案に自信がない」、「提案が中途半端」など、持てる知識すら全く活かしきれていない人が多いのも事実。

それらは何故なのか!?

まあそこの部分は簡単。 明白です。

車屋さんはやはり ”車を売ってナンボ” であって、実際、自動車保険は ”車販のおまけ” 程度でしか考えていない営業マンも多く、、、

まあ保険の契約が取れれば給料がちょっと上がってラッキーみたいな、でも特に取らなくても困らないし~ みたいな。

後はご想像にお任せ致しますが、

”保険” の契約を取らない事には飯が食えない本業の保険屋さん(代理店)と、特に取らなくても困らない車屋さん代理店・・・ これだけの要素で比べるだけでも~ それら状況がどのような感じか。。。

対し本業の保険屋さんは、クルマ屋さんの営業マンとは異なり~ より上級の保険資格を保有している場合も多く、またその商品知識力や提案力ひとつひとつに今後の商売の命運もかかっておりますし・・・ (お客様とのつながり、紹介新規顧客の開拓など)

ちなみにそういった営業マンに当たってしまうと?

つまり~

もし実際これら知識力や提案力の無い営業マンに当たってしまうと、”オトク” とは到底かけ離れた契約とか、場合によっては無駄の多い保険に入らされている・・・ なんて事も現実に。 というわけ。(⇒ 極端にひどい場合だと、大損とか補償されない条件で・・・ なんて事も

例えば、、、 2台目購入の車に保険をかける場合、ほとんどの営業マンなら 「2台目特約 (いわゆるセカンドカー割引き)」でお得に加入できる・・・ 程度くらいは提案してくれようかと思われますが (← ただこれすら提案してくれない営業マンも実際に。。。)、

しかし既存の保険を入れ替えたりして、等級割引の進んだ既存契約を保険料ベース (料率など)の高いクルマへと、かつ新規契約(2台目特約にての新規契約)はベース(料率等)の低い車両へと入れ替えると、、、 保険料がグーーーンと抑えられる。 ・・・という知識までとなれば、完全に営業マンの予備知識力次第となるでしょう(← 高い知識あって、かつ提案力もあってはじめて出て来る提案かと)。

またこのような提案が出来る営業マンと、全く出来ない 知らない営業マンがいるのは紛れも無い事実であり、これら事実を知らないまま契約しちゃっている人も多いかと思うと。。。

(↑ これ、ちょっと詳しく内容を説明すると・・・ 例えば、今現在乗っている車が軽自動車で、既存の保険が20等級だったとします。 そして今回2台目として購入した車が3000ccのセダンで料率の高いと思われるクルマの場合~ 新規契約の保険は既存の軽自動車へ移行させ(もちろん2台目特約は適用)、既存の20等級の保険はこの度購入する2台目のセダンへとクロスさせると~

たったこれだけの事で、場合によっては十万単位での保険料の節約が可能に。。。 といった提案テクニックのひとつ。

まあ実際には保険の名義や車両名義、保険会社や契約環境によって扱いは異なり、また場合によっては これら逆パターンの方がオトクに・・・ という事もありますが。。。(← まあそれならそれで、そもそも ”提案できる営業マン” なら、その状況にあった試算あっての相応の提案や解説等もあろうかと))

で、私は結局何が言いたいのか・・・

というわけで!!!

話もちょっと長く、また内容も大変ごちゃごちゃとなってしまいましたが、、、

要は! 自動車保険は自動車販売店だけが全てではありません。 自動車保険もある意味 「一生もの」ですから、保険は保険として、時にはクルマとはちょっと切り離してみて~ 改めてベストな保険と加入先をも見定めておきたいモノですね ^^  と。

  
なお、ここで言うクルマ屋さんの営業マンの傾向は、あくまで一例です。 もちろん全てでは御座いません。 中には保険の上級資格を持ち専門家さながらの知識を持ち合わせている人もいらっしゃいますし、車屋さんの経営方針や個人的に勉強熱心で、知識や提案力豊富な営業マンも多く。。 その辺りは予め重々お含みおきのほどを願います。

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