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車両保険は使いたい時に使えなきゃ意味がない! だからこそやっておきたい事。

 イザ事故を起こしてしまい、車両保険を使おうかと思っても、、 翌年度からの等級ダウンで保険料が上がってしまうことを考えてしまうとどうも保険が使えない。

 でもいきなり修理代を用意しようと思うとそれも意外と大変。 どうしよう。。

 これじゃあ保険を掛けている意味が。。。

 こんな経験された方も多いのでは?

 また実際に、そんなイザという場面に直面してはじめてそういった現実を知る事も多く、

 車両保険の有り方について考えさせられる方も多いでしょう。

 ちなみに昨今では、平成25年秋頃から導入された ”事故有係数” というより強大な圧力も加わり、それら懸念点はより色濃くなっている傾向とも。

 ※ 以前は等級が下がっていただけですが、それ以降からは、一定期間それプラスで事故有専用の割引率までもが適用されることとなっており、(事故無しの方と全く同じ等級でも、割引率が低く保険料がやや高めになるように設定されている) 保険を使った後の保険料上昇が著しくリスクアップしております。

事例

 例えば、、 平成29年・現在15等級の人が、(現在の保険料10万円) 車両保険を使って車を修理しようと思えば〜 (通常の3等級ダウン事故

 免責5万設定の場合、

 おおよそ28万円以上の修理代でなければ、単純計算 保険を使ってしまうと ”損” という計算に。 (もし今保険を使ってしまうと、、 今後、翌年からの等級ダウンなどの影響によって〜 保険を使わなかった場合に比べトータル28万円近く保険料負担が増える予測計算になる ⇒ ゆえ実質、修理代が28万円にも満たないケースでは そこで保険を使ってしまうと ”損” をしてしまう計算(可能性)になる ⇒ 保険が使いたくても使えない

 ※ なお、ここら辺りの数値はあくまで仮定的なものです。 保険会社(損保)など色々な現実要素によって実態のものとは異なります。 ご留意願います。(その他、最高等級は20等級と仮定)

 コレ、実際体験してみると、、 けっこう厳しいと思いませんか?

 5万程度の修理代ならまだしも、

 さすがに20万くらいを超えると誰もが保険に頼りたいのが現実でしょうが、

 しかし修理見積りが20万近くなっても、もちろん車両保険へしっかりと入っているはずなのに、、 使いたくても使えない現実。 イザ使いたい時に使えない現実。。

 言っちゃえば ”入っている意味がない” とすら思えるのでは? この状況は。。。

使いやすくするための改善策

 ちなみにこの現実。 何とかする方法はないの? 少しでも使いやすくハードルを下げる方法はないの?

 使いたい時に使えなきゃ保険を掛けている意味がない!

 ずばり一応 ”策” は御座います。

 それは 今より保険料全体のレベル(ボリューム・水準)を下げる 事。

 今まさに保険を使おうかどうか迷われているケースでは、翌年度以降のレベルを下げられれば それで ”OK” でしょう。(保険料の負担増となるのは翌年度の契約更新後からですので)

 保険料全体のレベル・水準を下げられれば、、 事故後の等級ダウンとそうでない場合との保険料差を縮める事が出来ますので、結果的に保険が使いやすくなる事に繋がります。(事故による保険金請求後の負担増幅が縮まりますので、イコール保険使用のハードルを下げられる)

 例えば-- 今現在の損保(保険会社)の保険料が半値くらいのレベルにまで下げることが出来たなら?

 先ほどの28万円という例を出してみると、、

 おおよそ17万円以上の修理代で使えるレベルにまでハードルが下がる事に。(17万円以上の修理見積りなら使っても損をしない計算に)

 ちなみに免責ゼロのケースでは、それぞれ23万、12万というハードルの計算になるでしょう。

 それでもまだまだ ”もう少し” 感は否めませんが、

 当初の28万円の例に比べれば〜 随分とその敷居はまたぎやすくなっているかと。。(使いやすくなっているかと)

 いかがでしょうか?

 つまり簡単に言えば、支払う保険料が高ければ高いほど〜 保険を使った時の等級ダウンなどによる負担増も比例して高くなりますので、その根底にある保険料を改善すれば保険がグッと使いやすく身近になり、より ”使いたい時に使える意味あるモノ” になるでしょう。 というワケ。

 なお理屈はこのくらいでご理解頂けたかと思いますが、

 じゃあその肝心の ”保険料全体のボリューム(レベル)” を下げる方法は?

 まず代表格は 損保の見直し。 つまり契約する保険会社自体を見直して、より保険料条件の安い保険へ乗り換えする方法。

 特に現在 ”代理店型” の保険へ加入されている方だと より高い効果が望めるかもしれません。

 もちろん その他ダイレクト系へご加入されている方にも可能性は御座います。 近年では特に、保険は ”相性” が保険料を左右する時代。 今より相性の良い出会いがあれば予想外な展開だってまだまだ望めるかも。。

 そしてもう一つは 補償内容の見直し

 損保の見直しに比べると地味でいまいちインパクトも少ないかもしれませんが、

 上手く改善が出来ればそこそこの利は得られるかもしれません。

 ちなみにこれら方法は(損保見直し含む) 車両保険を使いやすくうんぬん、、 そもそも保険料の倹約にもつながるため、ちょっとした一石二鳥のオマケ付きとも。
 なお、車両保険を使った翌年度から思い切って車両補償(車両保険)を切り捨てるという見直し方も御座います。 車両補償は保険料全体の半分くらい、またそれ以上を占めるケースも多いですから、一度お世話になった保険は当初の役目を果たしたとして考え、またこれまで折角掛けてきた車両保険をより有効活用出来るよう これもひとつの ”策” かと。

 ※ というかそもそも、車両保険を使った翌年度から 車両補償を解除されるお客様は多いですね。。 やはり負担増が大きく目に見えて襲って来ますからね。。。

 というわけで折角の車両保険。

 イザという時に使えないじゃ意味がない!

 ちょっとした改善や工夫で、より身近な存在に!!

 ※ なお、各見直し後に考えられる負担増計算につきましては、見直し後の環境にて計算する必要があるため、その辺りは念のためご注意のほどを。(損保環境はもちろんのこと、等級事故有係数のカウントも忘れずに)
   
 ここで挙げます事例等はあくまで ”提案” であり、可能性です。 また各数字には仮定的な要素も含まれておりますので、いずれにしても各情報はあくまで参考までに願います。
   
 保険使用後(直後更新時)の損保見直しや乗り換えなどにつきましては、ダウン後の等級や事故有係数、またこれまでの保険金請求数(保険を使った数)などによっては、可能な範囲に制限が付く可能性が御座います。(対応可能な損保が少なくなってしまう等) 予めお含み置き等のほど願います。

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